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涙嚢炎の症状・原因・治療

涙は瞼(まぶた)の上にある涙腺から出て、目を潤した上で余った涙は目頭・鼻涙管を通り、鼻の粘膜に流れて吸収されます。

涙嚢とは、鼻涙管の手前にある袋状をした涙の通り道です。

涙嚢炎は、この涙嚢に細菌が感染して炎症を起こす病気です。
 

涙嚢炎の原因

涙嚢炎は鼻涙管が何かの原因で詰まる(鼻涙管閉塞)か細くなって(鼻涙管狭窄)、涙の通りが悪くなった所に細菌が感染して起こります。

鼻涙管閉塞や鼻涙管狭窄は、先天性と後天性に起こる場合があります。

■先天性の鼻涙管閉塞・鼻涙管狭窄
先天性の場合は、生まれつき鼻涙管が細くなり詰まっている状態です。

生まれたときから、いつも涙がポロポロ出ていたり、目に涙を浮かべているような赤ちゃんでは、先天性の鼻涙管閉塞や狭窄が疑われます。

■後天性の鼻涙管閉塞・鼻涙管狭窄
後天性の場合では、鼻の病気(鼻炎・蓄膿症・鼻腔ポリープなど)や目の病気(結膜炎など)が原因で起こることが多いです。
 
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涙嚢炎の症状

急性涙嚢炎と慢性涙嚢炎では、症状が少し異なります。

■慢性涙嚢炎
鼻涙管閉塞からゆっくりと感染が進んでいる状態です。

・涙が増える(増えない場合もある)
・膿のような目やにが出る、目頭を押すと出てくる
・目頭の腫れは軽いかほとんどない

■急性涙嚢炎
慢性涙嚢炎から急激に炎症が強くなった状態となり、炎症は涙嚢の周囲にも及んでいるため重症となります。

・涙が大量に出る
・膿のような目やにが多く出る
・目頭が腫れ、熱を持ち、痛みがある
・炎症が強い場合は発熱を伴う

さらに炎症が酷いと脳髄膜炎を合併することがあり、高熱・頭痛などを伴います。
 

涙嚢炎の治療

細菌感染に対しては、主に抗生物質が処方され、数日で症状が軽快します。

細菌感染への治療をして炎症を抑えた上で、原因となっている鼻涙管閉塞の治療も行います。

涙嚢炎先天性の鼻涙管閉塞の場合は、細い針金のような器具を差し込んで詰まりを開放する治療を行いますが、マッサージを行うこともあります。

後天性の鼻涙管閉塞の場合は、針金のような器具を通すか、シリコンチューブを置いておくことで鼻涙管の通りをよくします。

しかし、再び閉塞したり、膿が溜まっている場合には手術にて鼻と涙嚢をつなぐ手術をします。

また、急激な症状を伴わず、目ヤニだけが増える例では、涙嚢を取り除く比較的簡単な手術で症状が軽減することもあります。
 

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