3分でわかる目の病気

緑内障の原因

緑内障は眼圧(眼球の中の圧力)が上昇することにより視神経が障害される病気ですが、眼圧の上昇には様々な原因があり、詳しいことは今も分かっていません。

眼圧は眼球の中に満たされている房水(ぼうすい)という水分の圧力により調節されています。

房水は毛様体という部分で生成され、隅角(ぐうかく)からシュレム管という器官を通って排出されます。

何らかの原因によって房水の排出がうまくいかないと、眼球に房水がどんどん溜まってパンパンに膨れ上がった状態となり、眼圧が上昇するのです。

房水の排出が上手くいかなくなる原因は、様々ですが原因がわかものとわからない場合があります。
 

原因がはっきりしている緑内障

原因がわかっているのは、目の構造の障害により、房水が排出されにくくなる場合です。

この目の構造の障害は、先天的にある発達緑内障とニ次的に起こる続発性緑内障があります。

緑内障,原因発達緑内障では、生まれつきの目の構造により、房水が排出されにくい先天性緑内障と成長するうちに房水の排出が追い付かなくなる発達性緑内障があります。

発達緑内障は、いずれも若年で発症しますが特に先天性緑内障では、乳幼児など早期に発症して進行が速いのが特徴です。

続発性緑内障では、もともとの目の構造には問題はありませんが病気や薬剤の副作用、目のケガなどによって房水の排出がうまくいかなくなったり、眼圧が上がった場合に起こります。

緑内障の原因となり得る病気としては白内障による影響が代表的ですが、これには糖尿病によるものも含まれます。

また、薬剤の影響としては、副腎皮質ステロイド剤の副作用により、眼圧が上がることが報告されています。
 
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原因がはっきりしない緑内障

一方で原因がはっきりしない緑内障を原発性緑内障と呼ばれます。日本人では最もよくみられている緑内障です。

原発性緑内障の中には、眼圧が正常でありながら視神経が障害されて緑内障になる場合があり、これを正常圧緑内障と呼びます。

原発性緑内障や正常圧緑内障の要因としては様々なものが考えられています。

まず要因として考えられるのは加齢です。

緑内障の原因原発性緑内障は圧倒的に中高年が多いと報告されており、加齢による何らかの機能低下が要因ではないかと考えられています。

また、近視の方は加齢とともに緑内障になることが多く、強度の近視もリスク要因だと言われています。

その他、冷え性・低血圧・低体温なども、房水の調節に影響するという報告や、ストレスや目の酷使も要因の一端ではないかと考えられています。

ストレスは自律神経系に影響して血圧の調節や瞳孔の収縮、ひいては眼圧の調節に影響があるようです。

さらにパソコンや携帯電話などの画面を長時間見たり、普段から目を酷使している場合には、瞳孔を収縮させる筋肉を疲労させてしまうので目の加齢を招きやすくなります。

最後にアルコールと緑内障の関係ですが、眼圧を上昇させるのではという話がありますが、実際のところはアルコールの摂取による影響はその人のアルコールの処理能力やその時々の摂取の仕方によ異なるため因果関係ははっきりしていません。

ただ、アルコールの多飲や急激な摂取では、血圧の循環状態や自律神経系に大きな影響を与えるため、緑内障の患者さんはアルコールの多量摂取や空腹時の摂取は避けることが勧められています。
 

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